香典案内所〜基礎知識から応用まで〜

2017年10月20日

香典を渡すタイミングや渡し方のマナー

訃報が届き葬儀に参列するとなれば、その際に必要となるのが香典です。いくら包めば良いのかや包み方、表書きの書き方などマナーで頭を悩ませる点が多いですが、渡し方にも気をつけなくてはいけません。通夜か告別式かどちらかに参列する場合には、参列した日に渡せば良いですが、どちらにも参列するという場合には、通夜の際に持っていくようにしましょう。

通夜で持っていけば告別式には持っていく必要はありません。会場に着いたら受付をし、渡すことになります。受付では芳名帳の記入がノート形式があるので、式のスタイルに沿って記帳しましょう。受付では一礼をし、お悔やみの言葉を伝える必要がありますが、その際にあまり大きな声を出さないように気をつけましょう。

袱紗に包んでいくことがマナーとなっていますが、取り出すタイミングにも気をつけなくてはなりません。受付で渡すときに取り出すようにしましょう。時間帯によっては多くの人が受付にいて、順番に列に並ばなくてはならないということもありますが、並んでいる時点で取り出してしまうのは早すぎ、袱紗に包んでこなかったと思われてしまいかねないので気をつけなくてはなりません。

自分の受付の番がやってきたら、袱紗から香典を取り出し袱紗をたたみます。その後その上に一度香典を自分の向きに置き、百八十度回転させて相手の方を向けて、両手で渡すようにしましょう。片手で渡すことや、自分の方を向けたまま渡すのはマナー違反です。