葬儀と告別式は、通常、通夜の翌日に行われる儀式です。この二つは、本来全く別の意味を持った儀式でした。葬儀は、故人の冥福を祈るために遺族や親族が営むもので、死者をあの世へ送り出す、宗教的な儀式です。一方、告別式は、遺族や故人と生前親交のあった人々が、故人を偲び、最後の別れをする役割をもつ社会的な儀式です。最近では、社会事情や、時間的な問題、斎場の都合等により、葬儀と告別式を同日に済ませてしまうことが多くなっており、この二つを一体化したこの形を「葬式」と呼ぶことが一般的になっています。
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